新たな雇用・就労支援の“すがた”を考える「地域仕事づくりフェア」に800名が集う!
2004年2月17日(火)、大阪府福祉人権推進センター(ヒューマインド)において「地域仕事づくりフェア」を開催し、800名もの出席をいただき盛会のもとに終えることができました。
当日は12:00に開場し、まずは来場者にブース・展示企画の見学をいただき、13:00 よりオープニング・セレモニーとして主催者を代表して大阪府の藤原商工労働部長の挨拶がありました。その後、フェアのガイダンスを地域就労支援事業推進協議会委員長で関西学院大学教授の大谷強先生より「地域で支えるセーフティネット=地域就労支援事業の概要とめざす方向=として最近の社会情勢はグローバル化の名の下に、競争にシフトした社会になりつつあり、それだけでは弱肉強食の殺伐とした社会となってしまいます。社会の健全性を担保するならば行政だけではなく、地域における企業やコミュニティビジネス、NPOなど様々な機関・団体が連携するということ、言うならば「新たな公」を創造していくことが、社会のセーフティネットとしても求められています。その意味でこのフェアは出会いの場であります。後々に地域で大きな花を咲かせ、立派な実に結びつくような多くの出会いがあることを願っています。」と、このフェアの意義を説明頂きました。
メインのブース展示企画では、36の府下各地のNPO・ワーカーズコレクティブ・社会福祉法人等が、ビデオ・パソコン・パネル等をフルに活用しながらアウトソーシングをはじめ新たな試みや、会員企業との協働への可能性をアピールし、詳しい情報提供や意見交換がなされました。
また5分野のテーマ「ビルメンテナンス」「リネン・クリーニング」「環境」「事務サービス」「企業の取り組み特例子会社での雇用」をかかげ分科会を開催し、11のNPOなどの地域団体が直接会員企業をはじめとした参加者にプレゼンテーションをする機会を設け質疑応答意見交換も行いました。
第2部のフリープロデューサーの木村政雄さんの記念講演に続く懇談会でも出展者と会員企業との輪が広がり、地域での雇用・就労創出に向けた第一歩となりました。