2015年度雇用問題研究会が開催されました。
2016年1月19日(火)大阪市立阿倍野区民センター大ホールにて、「LGBT(セクシャル・マイノリティ)の雇用促進と働きやすい職場づくりにむけて」と題して、2015年度雇用問題研究会が、大阪労働局、大阪府、大阪市の後援を受けて開催されました。当日は、企業250社、約300名の参加者にお集まりいただきました。
同研究会は、藤田正樹理事長の開会挨拶で始まり、第1部に、虹色ダイバーシティ代表の村木真紀さんから「LGBTの基礎知識と職場環境アンケート調査報告」をテーマに、基調講演をいただきました。講演の中で、LGBTが働きやすい職場をつくるには、何気ない差別的な言動に対応していくことの重要性が指摘されました。
第2部では、「LGBTの雇用促進と働きやすい職場づくりにむけて」と題して、引き続き村木さんがファシリテーターを務め、パネリストとして、れいんぼー神戸主宰の内藤れんさん、イオンリテール(株)人権啓発室の堀井悟さん、野村證券(株)人材開発部兼人事部の東由紀さんをお招きし、シンポジウムを行いました。シンポジウムでは、内藤さんは、人権を尊重する意識変革の必要性を述べられました。堀井さんは、継続した社内研修が大切であることを話されました。また、東さんは、ビジネスの顧客が当事者であれば、と考えるとLGBTへの取り組みがビジネスに与える影響は大きいと指摘されました。
最後に、北口末廣副理事長の閉会挨拶をもち、全プログラムを終了しました。
今回の研究会の参加者から、わかりやすく、当事者の声を聞くことができ、また、先進企業の取り組みの事例を学ぶことができ、有意義であったという感想をたくさんいただきました。